消防設備士とは消防法によって定められた
消防設備を 点検、整備及び工事をする為に必要な資格です 。
その為需要が高い資格となっており、
特に甲種は点検、整備に加え設置工事にも従事できる為
乙種(点検、整備のみ)よりも価値が高くなっています。
消防設備士の中でも4類については 自動火災報知設備や受信機、
ガス漏れ検知器について問われ 合格したら取り扱えるようになります。
自動火災報知設備や受信機、ガス漏れ検知器は
特に建物に消防設備として設置しなければいけないので
消防設備士甲種第4類も持っていると就職、転職に有利となります。
その消防設備士甲種第4類の合格率と難易度、 合格方法を紹介していきます。
目次~mokuji~
消防設備士甲種第4類の合格率
その消防設備士甲種第4類の試験の過去5年の合格率は以下の通りです。
2015年度 29.0%
2016年度 33.2%
2017年度 30.7%
2018年度 31.1%
2019年度 32.5%
消防設備士甲種第4類の合格率は30%前後を推移しています。
これは国家資格の中ではとても低い数字で
かなり難易度が高いと言えます。
消防設備士甲種第4類の難易度
消防設備士甲種第4類は先述したとおり
合格率が低く難易度がかなり高いと言えます。
その理由は3つあります。
1、乙種と違い1科目(製図)増える
2、第4類の内容が他の類と比べて難しい
3、科目合格がない
以上の3つです。順に解説していきます。
乙種より1科目(製図)増える
消防設備士の甲種では
乙種にはない実技試験(製図)が増えます。
この製図の難易度が高く、この科目で試験に落ちる人がほとんどです。
実技試験の製図をクリアさえすれば甲種試験は合格できると思いますので
製図の方を重点的に勉強しましょう
製図試験について詳しく解説している記事はこちら↓
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消防設備士甲種第4類で最難関の【製図】についてその難易度と対策を紹介
消防設備士の甲種試験では 乙種試験にはない【製図】 ...
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第4類の内容が他の類と比べて難しい
消防設備士の第4類は自動火災報知器設備やガス漏れ検知器などの
消防設備について問われます。
この二つは種類が豊富で設置する基準の数字も
たくさん覚えなければいけません。
火災報知器(感知器)の種類で言えば
熱感知器、煙感知器があり、その中でも複数の種類があります。
このように消防設備士の第4類は
覚える事が多い為、合格率が低く難易度が高いと言えます。
科目合格がない
甲種第4類の試験科目は4つあり
筆記試験は
法令、電気の基礎知識、構造及び機能の3科目で
実技試験が
製図の1科目となっています
科目合格がある場合ではどれかの科目が合格していれば
例えば3年間はその科目は合格扱いになり、
他の科目に合格したら試験合格というような試験もあります。
消防設備士にはその制度がない為
一度で全科目をクリアしなければいけません。
ですので難易度が高いと言われています。
科目合格がない消防設備士試験でも
他の試験とは違う難易度が低い制度と合格基準がありますので紹介します。
合格が少し簡単になっている!?その理由2つ
1、合格基準が低い
→1科目の正答率が40%以上かつ試験全体で60%以上の正答率であれば
合格となります。
これは危険物取扱者試験の試験全体で60%以上の正答率で合格に比べると
合格基準が若干低くなっています。
2、電気の基礎知識は科目免除が簡単に受けられる
→電気の基礎知識の科目免除方法は
第二種または第一種電気工事士の免状を取得している方です。
少しでも問題数を減らして他の科目に試験勉強時間を充てる事ができます
消防設備士甲種第4類の合格方法
私は甲種第4類に一発で合格しましたが
その理由はなんといってもテキストにあります。
非常に分かりやすいテキストで
過去問と参考書を使い分けて勉強したら
より理解が深まり、合格基準を大幅に上回って合格しました。
そのテキストがこちら↓
消防設備士甲種第4類に一発合格した勉強方法を紹介した記事はこちら↓
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消防設備士甲種第4類って難しい?有資格者が合格法を解説します。
消防設備士の甲種第4類は消防設備士の中でも 最難関 ...
続きを見る
まとめ
・消防設備士甲種題4類は就職、転職に有利
・合格率は毎年30%前後
・難易度が難しい理由3つ
1、乙種と違い1科目(製図)増える
2、第4類の内容が他の類と比べて難しい
3、科目合格がない
・合格のために使用したのは2つのテキスト