電気工事士の技能試験では軽微な欠陥でも何個も重ねてしまうと
不合格になります。
技能試験においては制限時間も大事ですが
より正確に配線することもそれ以上に大事です。
そこでより正確に技能試験を合格するために
「え!?こんなのもダメだったの!!??」とならないように
技能試験で気を付けるべき細かいところを紹介します。
目次~mokuji~
電気工事士技能試験で気を付けるべきこと
技能試験で気を付けるべきポイントを5つ紹介します。
1、ランプレセプタクルのねじ部の巻き方
2、リングスリーブの圧着時の圧着マークの欠け、重なり
3、リングスリーブの先端から心線はすべて出す
4、差し込んだ心線を引っ張っても抜けない
5、取付枠を裏返しにして使用しない
この5つです。
順に解説していきます。
ランプレセプタクルのねじ部の巻き方
ねじ部の巻き方にも決まりがあり、
心線を巻き付けるよう(3/4以上)に右巻きにねじ部へ取り付ける。
この巻き方は技術が必要ですぐできるものではないので
練習の時から巻き方の練習をしておいてください。
試験本番ではさささっと心線を正しく巻いて
ランプレセプタクルへ取り付けてください。
リングスリーブの圧着時の圧着マークの欠け、重なり
リングスリーブには圧着時に圧着ペンチを使用し、
リングスリーブのサイズに合わせて
圧着マークを刻印する必要があります。
このマークに欠けがあったり、重なりがあると欠陥とみなされます。
圧着時は必ずリングスリーブの中央を狙い、
1発で圧着するようにしましょう。
もし圧着マークに「欠け、重なり」が出来てしまった場合は
リングスリーブの部分を切断し、被覆を剥くところからやり直しましょう。
試験中、リングスリーブはいくらでももらえるので焦る必要はありません。
リングスリーブの先端から心線はすべて出す
リングスリーブに心線を圧着するときは
リングスリーブの先端から圧着する心線はすべて出すようにしてください。
仮に5本圧着する時に5本ともリングスリーブを通し、
先端を2~3ミリほど出して圧着するのが正しいですが
1本でも先端がリングスリーブ内からはみ出ていないと欠陥になってしまいます。
圧着する本数が多ければ多いほどこの欠陥の可能性がでてきますので
気を付けてください。
もし、心線が1本でもはみ出ていない状態で圧着してしまった場合は
リングスリーブの部分を切断し、被覆を剥くところからやり直しましょう。
試験中、リングスリーブはいくらでももらえるので焦る必要はありません。
差し込んだ心線を引っ張っても抜けない
引掛けシーリングやスイッチやコンセントは心線を適切な長さに切断し、
心線を差し込んで取り付けます。
差し込む際はしっかりと奥まで差し込まないと抜けてしまう場合があります。
技能試験は制限時間が意外と短く、焦ってしまい差し込みが甘くなりがちですので
心線の長さに気を付けてしっかりと奥まで差し込んでください。
取付枠を裏返しにして使用しない
取付枠とはスイッチやコンセントを取り付ける為の枠です。
この枠は裏表があり、裏表を逆にしてスイッチやコンセントは付いてしまいます。
見た目で裏表は簡単にわかり間違えるわけないだろうと思いますが、
技能試験中は本当に緊張して周りが見えなくなります。
たくさん練習して、もし裏表を逆に付けてしまってもすぐに気付けるくらいになりましょう。
まとめ
1、ランプレセプタクルのねじ部の巻き方
→心線を巻き付けるよう(3/4以上)に右巻きにねじ部へ取り付ける。
2、リングスリーブの圧着時の圧着マークの欠け、重なり
→リングスリーブの中心へ一発で圧着マークを刻印しましょう
もし圧着マークに「欠け、重なり」が出来てしまった場合は
リングスリーブの部分を切断し、被覆を剥くところからやり直しましょう。
3、リングスリーブの先端から心線はすべて出す
→リングスリーブに心線を圧着するときは
リングスリーブの先端から圧着する心線はすべて出すようにしてください。
4、差し込んだ心線を引っ張っても抜けない
→引掛けシーリングやコンセントは
心線の長さに気を付けてしっかりと奥まで差し込んでください。
5、取付枠を裏返しにして使用しない
→取付枠は裏表を間違えないよう注意して取り付けてください。