電気工事士の試験を受けるにあたり
複線図への複線化は避けて通れません。
この記事では複線図とは何か、複線化へのコツを紹介していきます。
目次~mokuji~
電気工事士試験の複線図とは
技能試験にて試験問題は単線図で出題されます。
単線図を複線化した複線図がこうなります↓↓↓
何度も言いますが、
単線図から複線図へ変換させることを複線化と言います。
複線化はとても重要で、
単線図のまま配線するのはとても困難であり、ミスも起こりかねません。
複線図で配線作業をすることで、複線図が間違ってさえいなければ
図の通り配線作業をするだけなので
技能試験を合格率がぐっと上がります。
技能試験を受けるならば複線図への複線化は
完ぺきにマスターしましょう!
複線図への複線化のコツ
私が複線化するにあたり一番覚えてほしいことは、
・負荷は白、スイッチ、他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
まずはこの2点です。
順を追って説明していきます。
負荷は白、スイッチと他の負荷は黒
まず負荷とは、技能試験で出る
引掛けシーリングやランプレセプタクルのことです。
スイッチはそのままスイッチで、
他の負荷は引掛けシーリングやランプレセプタクル以外ということです。
ここまで覚えたら早速例題を使って複線化していきましょう!
№1から№12までの候補問題はこちらから
第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)
令和2年上期技能試験公表問題№1
1、負荷は白
ここで言う負荷は真ん中上の引掛けシーリング、右上のランプレセプタクル
右下の施工省略部分にある蛍光灯です。
この負荷に白線を配線します。
ここまでが1、負荷は白です。
2、スイッチ、他の負荷は黒
この候補問題には他の負荷はありませんので
スイッチのみ黒を配線します。
ここまで出来たら
負荷は白、スイッチと他の負荷は黒は完ぺきです。
カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
これはスイッチによくある記号ですが、
「イ」のスイッチから「イ」の引掛けシーリングへ
「ロ」のスイッチから「ロ」のランプレセプタクルへ
「ハ」のスイッチから「ハ」の蛍光灯へ配線します。
配線色はこの問題の場合は問わないので
「イ」の配線は
このようになります。
次に「ロ」の配線は
こうなります
最後に「ハ」の配線は
これで複線図は完成です。
完成しましたがこの候補問題はひねりがなく
簡単な問題を例題として挙げました。
他にもいろいろな候補問題があり難易度も上がってますが
基本的なことは上記の
・負荷は白、スイッチと他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
ですのでしっかりと覚えてください。
追々、ほかの候補問題の解説もしていきます。
僕が活用した一番分かりやすいテキストはこちら↓
・第二種電気工事士
第一種電気工事士
まとめ
複線化とは
単線図から複線図へ変換させること
複線化のコツ
・負荷は白、スイッチ、他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
↑この二つを知らないと技能試験の合格は難しいです