電気工事士の試験は私の体感だと技能試験より学科試験のほうが
難易度が高いと感じます。
学科試験に合格したら技能試験に落ちても
次回の試験は学科試験を免除できるという制度があります。
まず学科試験に合格しなければ技能試験にたどり着くことが出来ませんので
この記事でポイントを押さえて合格で近づきましょう!
学科試験に合格するために押さえておきたいポイントを
5つ紹介します。
目次~mokuji~
学科試験の5つポイント
ポイントは
1、オームの法則と単相交流回路
2、絶縁電線と工具の名前
3、施設場所によって施工できる工事
4、測定器の測定方法
5、図記号と複線図
がポイントです。
次に上記のポイントを順を追って解説していきます。
オームの法則と単相交流回路
オームの法則は電気の本当の基礎で
「抵抗Rに電圧Vをかけた時の電流IはI=V÷R」となります。
この式は電圧や抵抗を求めることが出来ます。
電圧を求める式は「電圧V=電流I×抵抗R」
抵抗を求める式は「抵抗R=電圧V÷電流I」となります
ざっくり説明しましたがこのオームの法則をマスターしてください!
単相交流回路は
最大値、平均値、実効値があり
インピーダンスやリアクタンスも出てくる為
その辺りをマスターしましょう。
+αでモーターも回転速度を求める式があるので覚えてください。
回転速度=120×周波数÷極数です
周波数はHz、極数はモーターの種類によって異なります。
※豆知識として静岡県あたりを境にして、
西側は60Hz,東側は50 Hzの周波数の電気が送られます。
絶縁電線と工具の名称
絶縁電線としてよく用いられるものが
IV線(600Vビニル絶縁電線)
HIV線(二種ビニル絶縁電線)
DV線(引込用ビニル絶縁電線)
OW線(屋外用ビニル絶縁電線)です
この4つは特徴も含め覚えておきましょう。
工具は電気工具(圧着ペンチやドライバ等)はもちろんですが
他にも金属管を加工する工具(パイプカッタやパイプベンダ等)が出題されます。
工具名と用途、写真をセットで覚えるようにしましょう。
施設場所によって施工できる工事
工事の種類も色々あり、その場所に適した工事をする必要があります。
例えば乾燥した場所で行うことが出来る工事と
湿気のある場所で行うことが出来る工事があります。
ですので工事名とその内容、どこに適している工事なのかを把握してください。
測定器の測定方法
電圧計や電流計、絶縁抵抗計などの計測機器がありますが
使い方や測定方法を理解しましょう。
ちなみに絶縁抵抗とは、
電路の絶縁(電気が漏れない)の値のことです。
絶縁電線の絶縁抵抗を測定したときに電線が劣化していると
電気が漏れやすい→絶縁抵抗が低いということになります。
簡単に言うと絶縁の良し悪しを測定することが出来ます。
図記号と複線図
図記号はたくさんありすべて覚えるのは大変ですが
ここで覚えておけば技能試験にも役に立つので
頑張りましょう。
覚え方は照明は照明で一通り覚えて、
次にコンセントの図記号、配線の図記号といった感じで
一括りにして覚えていくと覚えやすいです。
複線図については過去の記事で紹介してますので↓からどうぞ
-
電気工事士の複線図への複線化で使える最重要ポイントを解説します!
電気工事士の試験を受けるにあたり 複線図への複線化 ...
続きを見る
ここで複線図を簡単に説明しますと
単線図や部分配線図を複線図へ複線化することで
図の簡略化ができ、筆記試験でのこの部分の配線の本数を答える問題
で役に立ちます。
技能試験でも当たり前にできないと合格はできないので
しっかりと理解しましょう。
伏線図が一番重要!
まとめ
押さえておきたい5つのポイントはこれです。
1、オームの法則と単相交流回路
2、絶縁電線と工具の名前
3、施設場所によって施工できる工事
4、測定器の測定方法
5、図記号と複線図
今回紹介したおすすめポイントはあくまで押さえておきたい部分です。
他にも様々な種類の問題が出題されますので
テキスト内のものはすべて理解はしたほうがいいです。
特に押さえておくべき事項として今回は紹介しました。
是非参考にしていただき、学科試験の合格目指してください!